第33回研究会(2020.08.10)

半年ぶりの全員集合しての研究会を、zoomによるオンラインで行いました。

1.各自の近況報告とキャリア・パスポートの取組状況

 新学習指導要領の中でキャリア・パスポートの取組もスタートしましたが、コロナ対応の中で、学校や市町村によって取組には差があるようです。現状は、「富山県版キャリア・パスポートのすすめ」を基本としつつも、その中の数枚は全校統一として取り組み、数枚は各学級の実態に合わせて柔軟に取り組むといった学校が多いようです。

 キャリア・パスポートは、子供に書かせて終わりではなく、書いたことを基に教師がどのように対話的に子供一人一人に関わるかといった側面も重要です。書かせたものを単に綴っていくのではなく、この取組の背景にある理念を教師側が理解した上で、子供のキャリアの芽を開き「なりたい自分」へと学びをつないでいく取組となるようにしていきたいものです。

2.教科の中でキャリアを意識した実践を

 教科の中で、キャリアを意識した授業実践を試みていこうということで確認をしました。氷見先生から、5年生社会科「水産業」の学習の中で、そこに従事する人々の思いや願いに焦点を当てることで、自らの「なりたい自分」と関連させながら、自らの生き方を見つめなおそうとする実践について紹介がありました。今度、9月に授業公開をする予定です。

 この氷見先生の授業を皮切りに、各メンバーが教科の中でキャリアを意識した取組を考え、実践していこうということを共通理解しました。今後は、この取組をまとめ、研究会として報告できたらと考えています。下記の指導案は下書き段階であり、今後ブラッシュアップしていく予定です。


 今回は、初めてこの会をzoomオンラインで行いました。zoom自体を初めて体験するメンバーも多く、まずはやってみようということで研究会を行いました。今年度はこのオンラインによる研究会を定期的に設け、各メンバーの取組を共有しながら、研究を進めていきたいと思います。

 直接集まれない中で何ができるかを模索しながらも、歩みを決して止めることなく、自分たちの学びを進めていきます。

実ある教育を語る会

富山県小学校教諭の有志による実践研究会です。日々の実践を基に研究を深めます。 〜真贋を見極める目を!真実を追い求める目を!未来を作る芽を見つける目を!〜 第3章スタート! 引用参考 http://www.imamiya.jp/haruhanakyoko/colored/info/kyoto.htm