雑感 村田夏樹(2020.05.13)
実ある教育を語る会の村田夏樹です。
新型コロナの影響から学校の休業が続いて2ヶ月半となります。
緊急事態宣言の中でGW頃からは、今まで当たり前であった「人と接することや人と語らい合うこと」が生きていく上でいかに重要なことであったかということを感じます。
そのような対話の場面を求めて、オンライン帰省、オンライン飲み会、オンライン授業…と模索してはみましたが、自分で体験してみて改めて、人と直接会うことで生じる空気感、居心地の良さは感じることができないということを知りました。やはり、人と人との間には、視覚と聴覚という媒介だけでは表現しきれない「何か」があるのではないかとも感じました。
休業中の学校の現状を打開しようと、全国、全世界の教員の有志が立ち上がり「オンライン授業に向けてのzoomミーティング」が行われました。自分も2回のzoomミーティングに参加させていただきましたが、とても刺激的でした。香港やシンガポールの日本人学校の先生、アメリカやイタリアミラノの先生も参加され、現地の実態や取組、考えをお聞きすることができました。このようなオンラインのつながりをうまく活用して、リアルな繋がりとオンラインの繋がりを融合させていくことが、アフターコロナの世界では求められていくのかもしれません。
教育新聞:Withコロナ時代の教育を NYのオンライン授業を事例に
NYの今・NY育英学園オンライン授業の現状、日本や世界のオンライン授業最前線 最終回!
太陽の日差しがまぶしく、気持ちのよい日が続いている一方で、そのような中でも家に籠ることが求められています。こんなに科学が進歩している現代においても、目に見えず実態がつかめないウイルスに怯え、自然の中でもがいているちっぽけな人間の存在を感じます。
科学がいくら発達しても、ICTがいくら発達しても、傲慢にならずに、自然の中の一部であり自然と共に共存していくという人間の謙虚さが、今まさに試され求められているのではないかと感じます。
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