夏の番外編(2018.07.27.28)

みなさん、暑い夏、いかがお過ごしでしょうか。実ある教育を語る会代表 氷見卓也です。

さて、私は「国際学校心理学会(International School Psychology Association:ISPA)」に参加するため、
東京成徳大学に行ってきました。
この大会は、学校心理士としての研修を兼ねており、世界40ヵ国以上のスクールサイコロジストが集まって行われました。子供たちの成長の支援、多様性の共生促進等、様々なテーマで興味深い講演、ラウンドテーブルが開かれました。(日本学校心理学会第20回大会のプログラムも含まれています)
参加して、印象に残ったことを記します。内容が多岐に渡るため、文がまとまっていないのは、ご容赦ください。

1.レジリエンスとキャリア
その場、その時をサバイブする力、耐性を子供たちに育てなくてはいけない。また一方で、生涯を見通したキャリアビジョンをもてるようにしなくてはならない。
2.メタ認知できる子供に
レジリエンスを高めるためには、自らを俯瞰して見る、メタ認知できるように指導していかなくてはならない。
3.認知心理学から見た、学習のつまずき
子供が学習に関する悩みを抱いた場合、つまずきが生じた場合、認知心理学の分野から見ると、3つの観点で見ることができる。
①〈知識のつまずき〉
断片的で、理解された知識にまでなっていない。情報同士の関連づけができない。
②〈学習の方法のつまずき〉
学習のやり方が間違っている。認知的、メタ認知的、外的リソース、といった方略を教える必要がある。
③〈学習観〉
学習に対する思いの面が消極的。結果重視、丸暗記でよい、失敗回避等。
3つのつまずきを、全部含めて診断する必要性がある。
4長所活用型指導の大切さ
学習に困難を示す子供が、継次処理が得意なのか、同時処理が得意なのかといった見極めをすることが大切である。

この他にも、たくさん学んだことがあるのですが、書き切れません。
学び多い夏になってよかったです。
この方は、新潟県のエース、森智史先生です。大学院時代のお仲間で、同じく小学校の先生です。熱心に受講しておられました。
また、共に学んでいきたいと思います!

では、みなさん、よい夏を!



実ある教育を語る会

富山県小学校教諭の有志による実践研究会です。日々の実践を基に研究を深めます。 〜真贋を見極める目を!真実を追い求める目を!未来を作る芽を見つける目を!〜 第3章スタート! 引用参考 http://www.imamiya.jp/haruhanakyoko/colored/info/kyoto.htm