第73回研究会(2023.1.31)

 今回は前回に引き続き、次年度に本会で共通して取り組んでいく「軸」を探すべく、各会員が「欲しいもの」について意見を出し合いました。

 キーワードとして挙がったのは、「経験」「引き出し」「授業力」「つながり」「楽しい」「面白い」「熱量」「言葉」です。

 年次が増えていくと「経験値→引き出しの広がり→子供の楽しさ」というようにつながる流れがあるように感じました。また私たちは、日々子供との関わり方を模索していく中、自身の環境の変化も相まって、自分の教師としてのスタイルチェンジを意識していくのではないかと感じました。

 我が身を振り返ると、今までの私は、自分の思いをまっすぐ伝え、子供と一緒に目の前のことにただただ全力で取り組んでいたように思います。しかしそれは、「若さゆえに、熱意で押し通すことができたのではないか」と最近では思うようになりました。時には直球勝負も必要ですが、直球勝負だけでは自分も子供も苦しくなる時があると考えるようになってきました。このことを、今回の研究会では自分の意見として述べました。そして今回の議論を通して、子供たちが学校や先生を「面白い」「楽しい」と感じることができるように、「引き出し」をさらに増やしていきたいとの思いを強くしました。

 今回は、各自が求めるものとして多くのキーワードが挙がりました。次回は、広がったキーワードの背景にある共通点を探っていく中で、研究会の目指す方向を探っていく予定です。

              松井 健悟

実ある教育を語る会

富山県小学校教諭の有志による実践研究会です。日々の実践を基に研究を深めます。 〜真贋を見極める目を!真実を追い求める目を!未来を作る芽を見つける目を!〜 第3章スタート! 引用参考 http://www.imamiya.jp/haruhanakyoko/colored/info/kyoto.htm