第8回研究会(2018.04.27)
本年度の研究会がスタートしました。昨年度設定した芽線の一覧を基にし、子供達がさらにキャリアビジョンを描いていける、広げていける授業展開とはいかなるものか、といったことが年間の柱となる予定です。
では、第8回目の研究会についてご紹介します。
提案者 氷見
職業ベースの見取りにいきつく前に、やはり子供達の実態把握が必要不可欠である。年度はじまり、子供各自の芽線を設定するまでに、ある程度の時間と個々の様子の見取りが必要ということである。
また、現状把握だけでなく、子供に対し「〜していきたい」「〜させていきたい」といった教師の願いも可能な限り思い描くことが重要であると考える。将来的な職業ではなくても、これが今後の子供の内面を動かす切り口であり、芽線を設定していく第一歩であると考える。
また、キャリアビジョンといった観点で子供を見たとき、
①「なりたい自分に向けて努力したり、学習や活動を自分のスキルアップにつなげることができる群」
②「おぼろげになりたい自分を描いているが、はっきりせず模索している群」
③「なりたい自分を描くことができず、刹那的にただ日々の学習や活動をこなす群」
と大きな枠で分類してみるのも、年度はじめの子供達を捉える上で、また指導計画を立てる上で有効なのではないかと考える。
大枠で分類した上で、全ての子供達が学習や活動に没頭することができる、また「なりたい自分」をさらに思い描いていける、そんな授業展開の工夫について、今後研究していきたい。
来月は、宮腰先生、石垣先生からの提案を予定しています。キャリアビジョンを広げる、そんな授業展開について今後も考えていきます。
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