第7回研究会(2018.03.26)No.2

今回は、上越教育大学 学校教育研究科 学校教育専攻 教育連携コース 安藤知子教授をお招きし、研究会を行いました。
異業種参入が進む最近の公立の学校現場について、どのように感じるかといったことを議題とし、座談会形式で進められました。
公立の学校現場には、様々な異業種の方が子供達のよりよい学びのために手を貸してくださる時代となりました。
例えば、塾講師から読み、書き、計算のスキルアップにつながるノウハウを教師が習うといった取り組みを行う。また、民間の英語の専門家が公立の教師に代わって授業をしたりなど、教師が異業種の方と連携する機会確かに増えてきました。
座談会は、「いかなる目的で異業種の方に関わってもらうのか。その目的にもよるのではないか」「外部委託した教師は何を担うべきなのか。教師の専門性とはいかなるものか」ということが共通の見解として進んでいきました。
学力向上が目的なのか、地域の活性化・アピールが目的なのかといった行政レベルでの名目を学校現場がどれだけ認識しているのか。
また、教師、特に学級担任制である小学校教師が生徒指導等、指導の機会、指導法を試行錯誤する機会を奪われてしまうのではないか、といった懸念が、意見として出されました。
時代の要請に合わせて、次々に様相を変える教育現場において、我々教師には、自らの役割を明確に認識しつつ、異業種と効率的に連携する力が求められるようになりました。
今回の座談会は、日頃じっくりとは考えていなかった、これからの教師としての自分自身のあり様について考えるよい機会となりました。
このような機会を与えてくださった安藤知子教授、本当にありがとうございました。
今後も、ご指導の程、よろしくお願いいたします。

実ある教育を語る会

富山県小学校教諭の有志による実践研究会です。日々の実践を基に研究を深めます。 〜真贋を見極める目を!真実を追い求める目を!未来を作る芽を見つける目を!〜 第3章スタート! 引用参考 http://www.imamiya.jp/haruhanakyoko/colored/info/kyoto.htm