雑感 氷見卓也(2022.2.11)

  「努力した者が全て報われるとは限らん。 しかし! 成功した者は皆 すべからく努力しておる」
    この言葉は、大人気漫画「はじめの一歩」において、一歩にボクシングを始めるきっかけを与えた鷹村守が、初めて世界タイトルマッチに挑む直前の控え室、ジムの会長・鴨川源二が鷹村に贈った一言です。
   私は、この言葉が好きです。結果はどうなるかわからないけれど、努力することは大前提だと、いつも思い返すことができる名言です。
   現在、北京オリンピックが行なわれていますよね。氷上、雪上の熱い戦いが毎日繰り広げられています。全て、ランキングを競うものなので、当然、笑う者、泣く者が生じます。
   各国の代表にまでなるのだから、その時点ですごいことなのですが、やはり出るからには皆、金メダルを獲得したいですよね。しかし、体調、メンタル、はたまた運により、番狂わせも起きる、それもまたドラマとして注目されるわけです。
   さらなる高みを目指しメダルを逃した羽生結弦選手は、競技後のインタビューで、
「努力は報われないなー」
と語りました。
   しかし、彼の挑戦はハイレベルかつ価値あるものですし、人々に多くの感動を与えました。私は、一度は頂点を極めた人物であっても、このような思い、発言をするのだなと、その人間らしさに羽生結弦選手に好感を抱きました。
   そう、誰にだってハレの日もケの日もある。だめだった理由を自身に問い、努力の質は、努力の量は、他の要因は、、と頭を巡らす。それは、とても誠実であると思いますし、本当に努力した人にしか許されないことです。今回のオリンピックで金メダルを獲得し、笑う選手たちも、血の滲む努力をしてきたことでしょう。羽生結弦選手は、頂点も、敗北も体感し、より深みある人間になるのだろうと思います。
   それに比べたら、私はいまいち努力し切れない、まだまだ未熟者だなと痛感します。驕らず、腐らず、とつとつと努力していける、そんな人間になりたいです。
   そのためにも、自身が信じる物事の「本質」だけはぶらさず、たとえ不器用でも自分なりに一歩一歩進んでいきたいと思います。
 
最終閲覧2022.2.11https://sakura394.jp/diary/teach/alu-saiko
https://ameblo.jp/ostrum6/entry-12726204285.htmlより引用

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富山県小学校教諭の有志による実践研究会です。日々の実践を基に研究を深めます。 〜真贋を見極める目を!真実を追い求める目を!未来を作る芽を見つける目を!〜 第3章スタート! 引用参考 http://www.imamiya.jp/haruhanakyoko/colored/info/kyoto.htm