第43回研究会(2021.04.30)
令和3年度初めての研究会を行いました。
昨年度末の研究会では、「真に実ある教育について、今一度、全員で見直してみよう」ということになりました。そこで今回は、現在の教育現場における"実があると思うこと"と"実がないと思うこと"について意見を出し合いました。一人一人が付箋に考えを書き出し、全員で見合い、気になるキーワードから話を進めました。
"実がないと思うこと"について話題になったのは、集団教育の方法、伝統やスタンダードの扱い方、変革に対する教員の考え方の違い等です。これらについて、もちろん様々なご意見があると思いますし、良い面もあると思います。その中で、日頃各自が感じている、"これは本当に子供のためになるのだろうか?"という思いについて、自由に語り合いました。
"実があると思うこと"では、子供の達成感、充実感に繋がる内容が書かれた付箋が多くありました。また、学級経営における教師の「子供個々への声かけ」が、集団や全体の成長に繋がることについての話も盛り上がりました。その中で、私達教員自身も、管理職や同僚等の他者から見てもらえている、認められていると感じると、職務に対する活力が湧いてくるという意見がありました。その意見に対しては、会員皆が賛同しました。また、子供時代、我々自身が担任に言われ感じたことを出し合いながら、話し合いは進みました。
今回の研究会で、「真に実あること」に対する思いを改めて共通認識することができました。また、それぞれが考える教師としての在り方自体も知ることができました。そして、私達が考える実ある教育とは、今まで本会で大切にしてきた目線(芽線)や、やはりキャリア教育にも繋がるのではないかという話になったところで、今回は終了しました。
今回の研究会では、若手の私たちにとって、人生においても教員としても先輩の先生方の話が、ためになり、面白く、心に響きました。
次回からは、実ある教育の具体として、自身の指導が子供達とマッチし、うまくいったと感じた瞬間について語り合う予定です。私達の思いが子供たちに伝わり、真に実ある瞬間に立ち合えることを楽しみに、GW明けからも頑張っていきたいと思います!
亀ケ谷 和可
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