雑感 氷見卓也(2021.04.04)
春になりました。新年度がスタートします。コロナ禍での2回目の春、みなさんはどのような思いで過ごされていますか?日本の中心地ではまだまだ感染者が多く、なんだか気持ちの晴れない春ですよね。
しかし、このような状況であっても進級・進学する子供たちは、「誰と同じクラスになるかな」「担任の先生はどんな人かな」「どんな勉強するのかな」・・といったそれぞれのドキドキやワクワク、不安を胸にやってくるはずです。我々教員も、新しい出会いを大事にし、よいスタートを切りたいと思います。
さて、今年度の本会では、「実ある教育とはいかなるものか」という原点にもう一度スポットを当てることを一義に掲げています。子供たちに最大限の学びを提供するとは、どういったことなのか。それを追究していく過程において、学力の定義、心の成長と学びの関連、現代の日本が抱える課題、未来への希望と懸念等々、きっと避けては通れない、考えなくてはならないものがたくさん出てくると思います。
総じて言うならば、実ある教育を、「哲学する」、そんな気持ちで本会を進めていく必要があります。歴史を紐解けば、最初に誕生した学問は「哲学」であることがわかります。辻井教授の「教育の根本を問い直す」というお言葉もまた、「教育を哲学する」ともとれるように思います。
新しいスタート!本会一同、子供たちのよりよい未来のため、頭から湯気が出るほど、「哲学」してみようと思います!皆さま、今年度も、どうぞよろしくお願いいたします。
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