第16回研究会(2019.02.01)
2019年初めての研究会を、富山国際大学 辻󠄀井研究室において行いました。
今回は、メンバー各自が執筆してきた3月末に公開予定の富山国際大学の紀要論文(辻󠄀井教授、氷見、村田、宮腰、石垣の共著論文)について検討しました。メンバー各自が担当した箇所・自己の実践について、その内容を簡単に説明し、意見交換、辻󠄀井教授からの指導助言をいただくという流れで進めました。
以下は、辻󠄀井教授の指導助言を含む各自の内容説明に対してあがった主な意見です。論文の詳細については3月末の公開前のため、割愛します。
・芽線が唐突に述べられているため、その定義を明確にする必要がある。
・本来のマンダラートは81マスを基本とし、統一して記載する。
・抽出した児童の変容を枠で囲い、矢印等を使うことで時系列を明確にする。
・なぜ、マンダラートのマスを4つにしたのかを、児童の実態や実践者の願い等を盛り込んで説明する。
・自己分析シートを実際にどう使用するのかを明確に資料に表す。
・図表の中で強調したい事柄を太枠で囲み、分かりやすくする。
・小学校6年生段階でも、地道に書き込みを積み重ねていくことにより81マスのマンダラートを全て埋めることができることを率直に記載する。
・小学校4年生段階の児童には、他者評価としての保護者の我が子への願いが多大な影響があることわもっと強調する。
・考察に、キャリア教育を推進することが、学習意欲の向上や生活態度の改善につながることを盛り込む。
など
辻󠄀井教授に指導助言をいただきながら、活発に議論することができました。
また、論文に関する意見交換をしたことで、小学1年生から6年生までの発達段階に応じた系統的なキャリア教育の展開を考えていく必要性を改めて強く感じました。そして、6年生が小学校を卒業する段階のキャリア教育における一旦のゴール、またさらに中学校へのスムーズな橋渡しの方法についても考えていく必要性があると意見が一致しました。
今回の研究会により、次年度に取り組むべき課題も見え、とても有意義な時間となりました。まずは、今回の議論であがった意見を基に、執筆中の論文のブラッシュアップに努めたいと思います。
お忙しい中、たくさんの指導助言をくださった辻󠄀井教授に感謝申し上げます。
本当にありがとうございました。
皆様、3月末に公開する論文を楽しみにしていてください。今後とも、我々実ある教育を語る会をよろしくお願いいたします。
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