第64回 研究会(2022.7.27)
今回は、1学期で自分がどんな事に取り組んだ、2学期以降どんなことに取り組んでいきたいかについて話し合った。
大越先生
授業はもちろん頑張らないといけないと思っている。先生らしさが出る部分として、会員のみなさんが、どんな朝の会、帰りの会、給食指導をされているのかなと、とても気になる。
林先生
要請訪問で特別活動の授業を公開した。一年間を通してこれからも自分が行っている特別活動の基盤になるものがあればいいなと思い、授業を行った。子供達に必要感があることが一番大事だと感じている。自分が話合いに参加し過ぎ、子供達自身で話し合う必要性がなくなってしまうところがあったので、改善していきたいと思っている。子供達が自発的に新しいことに取り組めるようにしたいと思っている。
荒木先生
4月に立てた目標は、体育科において、子供達を泣かせることだった。泣かせるとは、本気でやったから悔しい、負けて悔しい、勝って嬉しいなど、感情がこもった本気の取組を展開することである。ハンドボールをし、子供が負けて悔しくて泣いていたり、喜び合っている姿を見たりし、実践してよかったと思っている。アンケートでは、ほぼ全員が体育が楽しかったと答えてくれていた。運動はあまり得意ではないけれど、体育の授業が楽しかったという回答もあり、子供達と一緒に頑張ってよかったなあと感じている。
松井先生
問題解決学習や教科横断的な学習を総合を中心に頑張ってみようと思っている。3年生では郷土の学習があり、高岡市のよいところを見つけたり、地域に誇りを持てるように単元を考えて実践したりしている。教科横断的な学習として、社会の単元で国吉りんごを題材にし、「地球温暖化が進むとりんごが作れなくなるかもしれないから、りんごを守っていきたい」という気持ちをもった子供が何人かいた。さらに、総合でも農業について調べてみたいと思っている子供がいたり、夏休みに調べる計画をしついる子供がいたりするなど、自分から進んで学習に取り組もうとする子供もいてよかった。
馬淵先生
1学期の初め、道徳を頑張りたいと思っていた。一年生担任であるため、飽きないようカードを渡したり、一年生なりの役割演技をさせたりしている。二学期からも道徳に力を入れてやっていきたいなと思っている。さらに、子供達にとって道徳的な学びができるような振り返りに力を入れていきたい。また、算数科においても、一年生なりに自分の考え方を図等でノートに書くなど、授業に主体的に取り組む子供達に育てていきたい。
井上先生
「脱井上です」今までのことを無しにして、新たな気持ちで初任者として頑張ってみようと思っている。○○先生流みたいなものを無くすのは難しい。なかなか意識しても取れないけれど、頑張っている。このような機会はあまりないので、今の立場を生かして頑張っていきたい。
石垣先生
様々な校務分掌の役職があり、気合を入れていろんなことを新しくやりたい思っていた。しかし、始まってみると、まずは目の前の子供達のために自分ができることを精一杯やってあげたいと思った。なかなかうまくいかないこともあるが、2学期も引き続き、子供達のために頑張っていきたい。
宮越先生
初めての経験である3クラスの学年主任として頑張ってきた。見通しを持ち、学年主任は、みんなより5歩ほど前に走っていかなければならないとつくづく感じている。教育は泥臭くやっていきたいし、時間がかかる。しかし、自分の過ごし方は効率良く時間をかけずにやらなければいけない。教育とは少し違うかもしれないけれど、その矛盾を感じながら、日々担任している子供達に向き合って頑張っている。あと、自分に厳しくダイエットも頑張りたい。
1学期の報告を踏まえた話合い
1 まずは大越先生の朝の会について
朝の会には健康観察や2分間スピーチ等して、1日頑張ろうと思えるようにしたいが、マンネリ化してしまう。子供達が主体的に活動できていないからどうにかしたい。また私に比して、あまり帰りの会等に力を入れていない先生もいた。先に帰りの会をして、なるべく早く帰りたい子供の気持ちを優先している場合もあった。先生それぞれで時間の使い方は異なるけれど、子供達に合う、そして子供達のためになるような場を設定すれば良いのではないかと思った。
2 子供達の感情を揺さぶる
体育の時間は勝ち負けもあり、感情が揺さぶられやすい機会だと捉え、子供達が本気で関わり合えるような場を設定した。子供達ともたくさん話をし、少しずつ本気で関われるようになってきた。さらに、「負けることの意味」「負けることへの価値観」見出せるような声かけや関わり方ができると子供が成長するきっかけになるのではないかと思った。
【第64回の研究会を通して感じたこと】
子供達に教師自身が本気で関わることが本当に大切だと改めて思った。今、働き方改革等の影響により、子供達と向き合う時間は少しずつ短くなっている。そんな状況の中、自分自身4年次となり、教員生活に慣れてきたこともあり、だんだんとこれくらいでよいかなと手を抜くこともあった。しかし、それでは子供達のためにはならなかったと深く反省している。
今日の授業で何を「教える」かを意識して過ごすことはできた。しかし、教授することばかりでなく、教師として、1人の人間として、子供たちに何を「与える」ことができるのかゆ、今一度考えてみることも大切なことだと思う。授業中だけではなく、休み時間、放課後、掃除時間、学校生活全て、子供達と関わる際、自分の人間性や自分らしさで子供達と接し、感化していかねばならない。その一面に責任を感じつつ、1人の人間として「本気」で子供達にぶつかっていきたいと思った。
荒木 弥
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