第3回研究会(2017.11.15)
今日は、横田先生と村田先生から提案がありました。
内容は以下の通りです。
提案者 横田
1.日々の教育実践で大切にしていること ~「スラムダンク」から~
・仙道のようなオールラウンダーを育てるのではなく、子供の個性を生かして「つながる力つなげる力を伸ばすこと」を大切にしたい
2.教師のポジション
・子供はピッチャー、課題はバッター、教師はキャッチャー
・キャッチャーである教師は、ピッチャーがどんな外した球でも受け取り、ピッチャーの性格に合わせて言葉をかけ、盗塁する輩を刺す
・試合を進めるのは主役である子供
3.魅力ある教師とは
①子供たちの文化に近い感覚を持ち合わせている
②教師らしさと教師らしからぬバランス 緊張と緩和
③人間観察力、考察力に長けている クラスの中でキャラクターを絶妙に立てながらつなぎ合わせていく
④一緒に考えてくれる
⑤巧みな話術
⑥力を付けてくれる
⑦言葉に力があり、その気にさせてくれる
4.実ある教育について
・キャリア教育を通し、自分を見つめ、自分らしさを知り、人とつながるには、社会とつながるにはどうしたらよいかを模索していけたらよい
・大人になる過程で、何かしら生かすことのできる経験、心の拠所になる原風景、深く残る言葉をもたらすことができるよう努力している
提案者 村田
5.「芽線」によるアセスメントの試行
・学級全体への芽線と個々の子供への芽線の整理
・「芽線」による個々の子供の捉えは、ただの「実態」と「教師の願い」にならないか
・キャラクターを立てるには
第3回の提案では、「芽線」による子供のアセスメントの具体や、キャラクターを立てることにつながる実態把握が議論になりました。
見えてきたことは、
・「芽線」で捉えるということが、キャラクターを立てるということと、ほぼ同じと考えてよいのではないか
・「芽線」によって個々の子供を捉える時は、「客観的」に見るより、「主観的」に見ることが重要なのではないか
・表出されている特性の、背景となる原因や原因となる子供の内面はそれぞれに異なる
・教師が「主観的」に見るその子供の「好きなところ」は、「大事にしてほしいところ」であり、「芽線」とつながる
・主観によって「ウィークポイント」と捉えられるところは、「意識の反転」により「その子供らしさ」といった強みに見方が変わる
次回は、11月28日火曜日、「芽線によるアセスメント」について横田先生、石垣先生、村田先生から、具体的な子供の姿からの提案を予定しています。
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